@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! 第十九話

結果なんてどうでもいい

八年後

「ただいま~、、、」

「今日も大変だわ、、、」

私は大学卒業後、大手会社の社員になっていた

「ん、、、なにこれ、、、?」

ポストに入っていたのは同窓会の案内であった

「もうあのころから八年かぁ、、、」

「今頃亜久住君どうしてるんだろう、、、」

「この日は休みも取れるし行ってみようかな」

「参加っと、、、」

「さてと、、、明日も早いし寝ようかな、、、」

寝ようとしたとき携帯電話が鳴った

「こんな時間に誰だろ、、、」

「もしもし」

「あ!乃美?久し振り~!」

「あ、久し振りだね!どうしたの」

高校時代の友達からの電話であった

「同窓会の手紙見てくれた?」

「ああうん、行くよ!」

「よかった!あとね、、、」

「どうしたの?」

「亜久住君も来るらしいよ」

「!?」

「行く!絶対行く!」

「そういうと思った!」

「じゃあまたあさって会おうね!」

「うん!じゃあね!」

挨拶をして電話を切る

「そっか、、、亜久住君も来るんだ!」

「うへへ、、、」

――――

八年後、数日前

「は?同窓会かよ、、、」

「いくのめんどくせえ、、、」

亜久住はとある約束をふと思い出す

「、、、」

「はあ、、、いくか、、、」

「もしもし、、、俺だ」

「同窓会参加するわ」

「手紙送ってくれればいい?」

「手紙送ったことねえからわかんねえんだよ、、、」

―――

二日後

「みんな久し振り!」

「乃美!」

「神無月さん!」

「みんなーきれいになったねー!」

「なにいってんのよwwあんたが一番きれいになってるじゃないこのこのー」

「ちょっとやめてよww」

こんな楽しげな会話をしていると私は一人の男性に気付く

少し暗そうな表情をしているがそれ以外はすべて素晴らしい容態の男性を

「亜久住君、、、?」

「ん?」

「なんだ、、、お前かよ、、、」

「お前ってひどい!」

「乃美、亜久住君にあったからって顔を赤くしないの!」

「はぁ!してないし!」

「はぁ、、、」

「あ、そうだ神無月、、、」

「ん?何?」

「あの時の約束覚えてるか?」

「え、、、」

私は忘れもしない

あの約束を

八年前

「お前それ本当かよ、、、」

「うん、、嘘じゃない、、、私亜久住君のことが好き!」

「そうか、、、」

「なぁ神無月」

「な、なに?」

「お前、約束は破らないタイプか?」

「うん、、、」

「なら約束してくれ」

「な、何を?」

「俺とお前は付き合わない約束だ」

「!?」

「や、、、やだよ、、、」

「私!亜久住君のことが好きなの!」

「ねえ信じてよ!」

「ひっぐ、、、あぐすみぐん!」

現実は残酷だ

もちろん思い通りになるわけがなかった

今までいろんな人に好かれてきた

でもこの人だけは、、、

「神無月、お前はいつか必ず俺に会うよ」

「え?、、、」

「だって、、、友達だしな、、、」

ああそうか、、、

そういうことか、、、

本当、あなたは、すごいや、、、

そういうところが好きになっちゃったのかな、、、

「わかった、、、その約束守るよ、、、」

「ありがとう」

「じゃあ指切りげんまんしよう!」

「はぁ?」

「いいじゃんいいじゃん!」

「しょうがねえな、、、」

「「指切りげんまん」」

「「嘘ついたら針千本のーます」」

「「指切った!」」

八年後

「ありがとうな約束守っていてくれて、、、」

「いや別にいいんだよ!?」

「はは、、、」

「じゃあ飲むか!」

「いきなり元気になったし!」

「いいだろ別に!」

「そうだね!」

「じゃあ再開を合わせて」

「「乾杯!」」


これはとある少女と男の過去の恋物語

この二人はいつまでも忘れない

永遠に続く約束を


――――



プロでっさー!過去編 end


続く