@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! ep57 「仮面は笑みを浮かべて」

亜久住side

「姉実さん、退院おめでとうございます」

「ありがと!」

「これでやっとプロでっさー!にもどれるよー…」

「そうですね」

「二か月も入院してたから体がなまっちゃってるよ」

「ははっ、まぁ、大丈夫ですよ」

「そうかなー…」

俺は抹殺から姉実さんの件について聞いた。

こうして笑顔で振る舞ってるけど内心はドキドキしている

俺も、姉実さんに狙われているのではないかということ

そして、チームのみんなも狙われているのではないかと

「姉実さん…」

「どうしたの?亜久住君」

「俺たち仲間ですよね…」

「んー…?」

「俺も、チームのみんなも仲間ですよね…」

「いきなりどうしたの?」

「いえ、なんでもないです…」

「変なの…ふふっ」

「なんで笑うんですか?」

「いやね…」

「久し振りだなぁって…」
















――――――――――――――





「これから!突入作戦会議を始めますよ!」

「なんで水奈ちゃんそんなに元気なの…」

「むっはっはー!テレビみたいで楽しいからです!」

「テレビじゃすまされないんだけどねこれ…」

「水奈はこういうやつだからな」

「青菜さん…」

「さて、今回の作戦はどういう感じだ?」

「はい!今回はー…」

「まず、「costor」には厄介な能力者がいるんだよね」

「厄介な能力者?」

「そう!「costor」の幹部5人」

「詳しくは知られてないけど…本気でいかないとすぐ殺されちゃうかも…」

「まぁ、抹殺のお姉ちゃんがいるから、少しは有利だろうけど…」

「抹殺はどこにいるんだ?」

「「costor」の本部前で一緒に突入するよ!」

「そうか、まぁ…とりあえずその幹部5人を仕留めればいいのか?」

「そうだね!幹部5人以外はそこまで強い能力者がいる情報はないし…」

「でも姉実が来たらどうすんだ?」

「…」

事務所内に静寂が響き渡る

「もしそうなったら…」













「戦うしかないんじゃないかなぁ…」








「姉実だぞ?わかってるのか?」

「わかってるよ、私たちじゃ敵わないかもしれない…」

「でも、戦わないといけないんだよ…」

「…」

今まで仲間だった
そしてチームの主戦力だった姉実には敵うのだろうか




「とりあえず、幹部の五人は地下にいるらしいよ」

「地下か…」

「とりあえず全員で突入するのは危ないから3から4人で突入するよ」

「青菜さんと狂歌さんと抹殺のお姉ちゃんでいいんじゃないかな!」

「まじかよ…」

「私たちは地下じゃなくて1,2,3,4階に突入するから!」

「まぁ、それが安全か…」

「じゃあ!」

斬花は未だに違和感を感じていた

「うぅーん…」

(まぁ、いいか…)

「行こう!」




その近くで、奴らが笑ってることも知らずに



続く