@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! ep54 「信用性に欠けてる」

「で、、、、」

「呼ばれてきてみれば、、、、」

亜久住はこの状況がよくわからなかった

「新しい仲間が増えたと、、、」

「そうなんだが、、、」

亜久住は青菜にしか聞こえない声で

「あの狂気的な顔は何!?怖いんだけど!」

「あれは能力の代償らしいぜ」

「能力の代償であそこまでなるものなの!?」

「そうらしいな」

「ていうか、何勝手に仲間にしてるの!?」

「仲間にはしてねぇよ、それはお前が判断することだ」

「え?私仲間じゃなかったの?」

「当たり前だろ」

「そうなの、、、、」

狂歌は愕然とするが顔はいまだに狂気的である

「ていうかさっき抹殺がここへ来たんだ」

「は!?なんで?」

「依頼内容は、、、」

「姉実がこれから殺人をするかもしれないということだ、、、」

「は?どういうことだ?」

「抹殺はな、、、」

「姉実の妹なんだよ」

「っ――――――――!?」

亜久住はふと思い出す。

あの時の抹殺が言った言葉を

『私のお姉ちゃんには注意してね?』

そして、、、、

「そういうことか、、、」

「どうした?」

「とりあえず、、、姉実さんを助ければいいんだろ?」

「話が早いな、なら話は変えるけど、、、、」

青菜と亜久住は狂歌に目を向ける

「こいつどうする?」

「能力は洗脳って、、、、強いな、、、」

「んー、、、まぁ、今回の件で活躍してくれたら検討してみるか、、、」

「やった!」

狂歌は笑いながら喜んでいる
でも―――――

「狂気的過ぎるだろ、、、」

亜久住は少し怖がっていた

「私はどんな人でも操れるから活躍間違いな――――――」

狂歌は何かを言いかける前に少し顔が変わった

「おい?」

先ほどまでの狂気的な顔ではない

「はっ!?」

「ごめんなさい、、、、」

「あ、、、ああ、」

「昔、この能力のせいで後悔することがあってね、、、、」

「へぇ、、、」

「それを思い出しちゃって、、、、」

「そうか、、、、」

能力は人を後悔へと導く時もある。
大きな代償により命を失ってしまう者だっている。









続く