プロでっさー！ ep32 「怒殴」

(おかしい、、、)

(あのビル、、、さっきまで建ってたのに、、、)

(崩れてる、、、)

(何が起きている？)

(奴の最後の言葉を聞いたとき、たしか、、、)

ここで、ファーストに一つの計算が生み出される

(怒っていた？)

(奴は怒っていたためにこんな力を？)

(まてまて、ありえない)

(怒りに任せてもビルなんて破壊できない)

(できたとすれば、、、)

今まで見てきた能力を思いだし、考える

結論が出る

「まさか、、、」

「ぐぁぁぁぁぁぁ、、、」

「コロスコロスコロスコロス！！！」

「ヘイドアングリ―かよ、、、」

人とは思えない見た目になっている神無月

「まじか、死んだかも」

「シネエエエエエエエエ！！！」

―――――

怒りが発生するには様々な方法がある

相手の発言

口に含んだ苦味

鼻に含んだ匂い

耳に含んだ音

仕事による疲労

大きな怪我

病気

このようなことが原因でストレスが生み出され怒りへと発展する

神無月はこの場合、音で怒ったと考えていいだろう

そして神無月の能力

ヘイドアングリ―が覚醒した

しかし、怒りはストレス発散によって徐々になくなっていく

ヘイドアングリ―は基本10分しか使えない

使い切った後は30分以上嘔吐や腹痛など様々な副作用が現れる

ただ、、、今回は違った

人間の怒りの最大値を大きく超えている

神無月はなぜここまで怒りを出せるのか？

それは、愛

神無月は亜久住のことを愛している

しかし神無月の愛の元凶亜久住が馬鹿にされたりしたらどうだろうか

そうなれば

愛からの怒りによって今神無月は能力が与えられている

そしてさらに怒りが最大値を超えているとすれば、、、

最大値が10分だとすると

超えた場合15分、20分長くて30分にもなる

時間がたたなくても怒りの原因のストレスを使い切れば能力は切れる

「イクゾ、、、」

「厄介な敵に会っちまったなぁ、、、」

ファーストは触手を伸ばす

が、、、

「！？」

触手が引きちぎられた

「ぐあああああああああ！！！」

強過ぎる！

ここは逃げるしか、、、

ファーストは逃げられなかった

なぜなら、、、

「ニゲルナ、、、コロス、、、」

神無月がいたから

「シネエエエエエエ！！！」

怒りによる殴り

ストレス消費量は少ないが、、、

「な、、、、、、」

威力は絶大である

―――

続く