@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! ep31 「だとしても水奈は不運にも相手に遭遇する。」

水奈side

「この小学校どこかおかしいんだよなぁ、、、」

「クラス分けとかしてないのかな、、、」

水奈は一応小学校に通っているためある程度の知識は持っていた

「ていうか、校舎内からなんで出られないんだろう、、、」

校舎内は窓も出入り口も、外に出るものは何もなかった

しかし、冬だからなのか少し肌寒い

「なんで窓もないのに、、、」

「というか敵が全然いないなぁ、、、」

「亜久住お兄ちゃんとも離れちゃうし、、、」

「最悪だ!」

「早くみんなに会いたいなぁ、、、」

「はぁ、、、」

ため息は、ついた相手は幸せになるといわれている

でも水奈にとっては災いを呼び起こすのかもしれない

「みつけたぜー、、、」

「そろそろ、見つかる頃かと思ってたところだったぜ、、、」

水奈は自分の能力ですぐに気付く

相手は敵だということに

(はぁ、、、)

(やっと会えたけどなにこのびりびりしてる人、、、)

「俺はサンドっていう、お前は?」

「私は、水無月 水奈」

「じゃあさっそくだが、、、」

「感電しろ!」

「、、、!?」

ああ、やっぱり、、、

「ついてないや!」

水奈は叫ぶ








――――





こうして五人はようやく敵に会う

だがそのロボットたちを操っているものもいるということ

そう、最初に五人を飛ばした者

そして飛ばされた世界はなんなのか

なぜ他人はいないのか

人を簡単に移動できるのか

謎はまだ多かった、、、






――――





神無月side

「はぁはぁはぁ、、、」

神無月は限界だった

なぜなら怒っていないから

そして、ダメージが大きいから

「もう動けない、、、」

「どこいったかなぁ、、、早く殺してやるよ、、、クソ女ぁ!」

「ひぃ、、、」

ファーストは指が触手になり操れるという能力だった

そのため神無月の体には小さな穴がいくつか開いていた

「ごほ、、、が、、、」

(どうすれば、、、)

神無月も怒れば強くなる

だが、怒れない

なぜなら、怒ることが何もないから

だが、、、



「仲間がこんな奴じゃあどうせほかのやつらも弱いんだろうなぁ!」

「特になんかあの冴えない男とかなぁ!」

(冴えない、、、男、、、)

(亜久住君のこと、、、?)

(亜久住君の悪口、、、)

神無月の怒りがたまっていく

(許せない)

(許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!)

ようやく

神無月は―――――











怒ることができた







―――








さっきまであったビルが崩れている

「は、え?」

ファーストは間抜けな声を出してしまった





続く