@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! 第五話

亜久住、逃走
通り魔事件から一年
水奈と出会って一年
12月30日
「もう大晦日になるのか、、、一年って短いな、、、」
スーパーもどこかしら混んでいる
「さみ、、、さっさと帰るか、、、」
いつもの道を通る亜久住
しかし今日は人が多いため少し道を変えた
「やけに静かだな、、、」
そしていつの間にか家についた亜久住
「ただいまー」
「おかえり!」
「おう、ん?なんだそれ?」
水奈の腕にはミサンガが付けられていた
「今日学校の先生に誕生日ってことでもらったのー!」
「願い事がかなうってやつか」
「そう!」
「何の願い事をしたんだ?」
「ひみつ!」
「は、はあ、、、」
「そういや買ってきたぞ」
「おおおお!おいしそー!」
今日は水奈の誕生日のためケーキやらなんやら買ってきた
「「ハッピーバースデー!」」
「そういやプレゼントはいらないのか?」
「まだあとで言うよ!」
「おう、わかった」
そんな会話を送りながら亜久住がテレビをつける
たまたまかかっていたテレビニュース
そこには今日のニュースとして人が何人も襲われていなくなるというニュース内容だった
「ここの近くじゃねえか、、、あぶねえな、、、」
しかしそのあとのニュースアナウンサーの発言に驚きを隠せなかった
「犯人は監視カメラに写っており、、、」
「!?」
その映像には間違いなく亜久住の姿が映りだされていた
「は?なんで俺の映像が、、、」
「亜久住お兄ちゃん悪い人だったの、、、?」
「いや、、、俺は何もしてねえよ!」
その瞬間インターホンが鳴った
恐る恐る出た
その瞬間二人の男が現れた
「亜久住 智世だな?」
「殺人容疑で逮捕する」
「は?俺は何もしてねえよ!?」
「おとなしくしろ!」
手錠がかけられる瞬間
亜久住は部屋に戻り
水奈の腕をつかみ窓から逃げ出した
「どうしたの亜久住お兄ちゃん?」
「警察に追いかけられてる!」
「え!?やっぱり亜久住お兄ちゃん悪いことしちゃったの?」
「してねーよ!とにかく逃げるぞ!」
必死に逃げる亜久住
そしてたどり着いた場所は、、、
「亜久住さん!?あれって本当なんですか?」
「俺はそんなことしてねーよ!とにかくここに隠れさせてくれ!」
「は、、、はあ、、、?」
自分の状況を話す亜久住
「つまりはめられたってことですね?」
「ああ、そうだ、、、」
「だれがそんなことを、、、」
「知らない、、、何かあったのか、、、」
「その瞬間窓が割れる音がした」
「は?もう来やがった!」
刑事二人が来た
「発砲許可おりましたー!」
「じゃあ始めるか!」
「やべえ、、、おい!みんなはすぐ逃げろ!」
「は、、、はい」
すぐに逃げる社員たち
そして建物の中は亜久住と水奈と刑事二人だけとなった
「どこにいるー亜久住―」
「おとなしく出てきなさいよー」
亜久住は必死に逃げている
しかしその瞬間
発砲音が聞こえた
「見つけたぞ亜久住!」
「やばい!」
「逃げるんじゃねえ!」
必死に逃げる亜久住
発砲し続ける刑事二人
亜久住はなぜこんな事態の被害者になってしまったのか