@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! 第十六話

そしてようやく気付く

「青山倉庫ってどこだよ、、、」

その時女の人とぶつかってしまった

「キャッ!」

「あ、すいません!」

「いえ大丈夫です!」

「あ、ひとついいですか?」

「はい?」

「青山倉庫ってどこですか?」

「青山倉庫ならこの道をまっすぐ行けばつきますよ」

「そうですか!ありがとうございます!」

そして青山倉庫へ向かう

青山倉庫前

「ここか、、、」

「やけにでかいな、、、」

青山倉庫中

「神無月!」

「んー!」

神無月は口をガムテープでふさがれ椅子に座らされロープで巻きつけられている
その隣にはフードをかぶり仮面をつけた男が立っていた

「お前が亜久住か、、、」

「てめぇ、、、」

「まあいいや、女は返してやる」

「!?」

神無月は拘束から解除される

「ごほっ!えほっ!亜久住君!」

「神無月!」

(クソっ!どうすればこの状況から抜け出せる!)

「今度はてめぇが拘束される番だ」

「いや、もう殺すか」

その瞬間男は亜久住にむかって拳銃を突き刺した

「最近は裏取引で簡単に手に入るもんだしなぁ、、、」

「すぐ殺しちゃ悪いよな?どこから撃つ?腕?脚?腹?」

「や、、やめろ、、、」

「亜久住君!」

「てめぇは黙ってろ!」

その瞬間
男は神無月に向かって発砲した

(うそ、、、)

(ここで死ぬのかな、、、)

(いやだ、、、死にたくないよ、、、)

完全に何かにあたった音がした
でも
三人は目を疑った

「はぁ、、、」

「え、、、?誰?」

「てめえ!誰だ!関けえねえ奴が入ってきてんじゃねえよ!」

銃弾はいつ入ってきたかわからない女性の手で包まれていた

でも俺はこの人を知っている

「さっきのぶつかった女の人?」

「あ、見つけました!」

「コレ落としましたよ!」

彼女が渡してくれたのは携帯だった

「あ、ありが、、、」

「あ、気絶しちゃいました、、、」

「てめえ俺を無視するんじゃねえよ!」

「ん?」

「あー、、、あなたうるさいから静かにしててよ」

「は?」

その瞬間女は目にもとまらぬ動きで男の首を大きく叩き気絶させた

「あとは縛り上げてッと、、、」

「110番、110番~」

「あ、あの!」

「ん?かわいいですね!どうしました?」

「助けてくれてありがとうございます!」

「別に大丈夫ですよ」

「あの、、、名前は?」

「私の名前ですか?」

「私の名前は―――」

病院

「亜久住君!」

「ん、、、あれ、、、ここは、、、」

「大丈夫!?亜久住君!?」

「ん?神無月か、、、」

「ってことは助かったのか、、、」

「うん!あの女の人のおかげて!」

「そうか」

「あのね、、、亜久住君、、、」

「どうした?」

「助けに来てくれて本当にありがとう!」

「気にすんな、、、俺の勝手だ」

「それに、、、」

「それに?」

「大事な友達を見捨てるわけにもいかねえしな」

「え!?それって!」

「なんでもねえよ」

「そっか、、、」

「そうだね!」

「おう」

(私ようやく気付いた)

(私、亜久住君のことが)

(好きなんだ―――)

病院廊下

「じゃあまた明日来るね亜久住君!」

「さてと、、、」

「あ!」

「助けてくれた人と連絡先でも交換すればよかった、、、」

「この辺りに住んでそうだし探してみようかな?」

「なまえはたしか―――」

「抹殺 巳緒さんっていったっけ?」

続く