@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! 第十二話

昔の思い出
「嘘、、、だろ、、、?」
「あお、、、な、、、おにい、、、、ちゃん、、、」
「、、、」
「はぁ、、、」
「「!?」」
「演技も疲れた」
「まさか、、、ルケミなのか!?」
「ルケミ?それは誰かな?」
「え?」
「ああ、思い出した!」
「あの女が連れてきていたかわいい女の子だよね!」
「ていうか、、、」
「てめぇ!青菜のこと殺しやがって!」
「ばかなの!?」
「この銃弾は傷を治す銃弾だよ」
「な!?」
「、、、俺?」
「「!?」」
「青菜!」
「青菜お兄ちゃん!」
「あれ?おまえら、、、」
「って!?てめぇ!?」
「恩人にその態度とはね」
「は?」
「青菜は知らないと思うがこいつはお前に傷を治す銃弾を撃ったんだよ」
「そうなのか、、、」
「でもなんで、、、」
「そうだ、、、てめぇ抹殺の仲間じゃねえのかよ」
「馬鹿だね!」
「あんな女の仲間になるわけないでしょ!」
「じゃあなんで、、、」
「みんなを探していたの!」
「は?」
彼女は顔に付けていた紙を外す
「久し振りだね!スミちゃん!」
「、、、」
「誰?亜久住?」
「誰?亜久住お兄ちゃん」
「しらね」
「ちょっ!?まさか忘れちゃったの!?」
「え?本気で誰だよ、、」
「ほら!?高校の時の神無月 乃美だよ!」
「、、、」
「あ」
「思い出した、、、」
九年前
高校二年だった時の俺は特に目立つわけでもなく彼女ができるわけでもない
女性と会話することも少なかった
個人面談で遅れた俺の帰りに起きたことがあった
「はあ、、、」
俺は肩を重くして帰っていた
そんな俺の目の前にそれは起きた
「ねえねえ君一人でしょー?俺らと遊ぼうよ!」
「やめてください、、、」
「そんなこと言わずにさー」
一人の女性が明らかに変な男に絡まれていた
しかし俺はすぐに顔を見てわかった
「あれは、、、神無月か、、、」
神無月 乃美
彼女は俺の通っていた高校で男子からはとても人気があり人気投票でも1位を取っていた
だが俺は別に神無月のことを好きやらなんやらと思ってはいなかった
だからあの時も助ける気にはなれなかったんだが、、、
「おいやめろよ、、、」
「は?てめぇだれだよ?」
(しまったてっきり声をかけてしまった)
「てめぇ弱そうだなwwちょっと眠ってろよww」
そういうと男は俺の腹めがけて拳を振ってきた
俺は避けることやとめることはできない
だが、、、
先に攻撃することはできる
男の拳が当たる前に俺はそいつの脛を思いっきり蹴った
「!?」
「いってぇぇぇぇぇええええええ!!!!!」
男は思いっきり倒れて立てないようだ
「ふぅ、、、」
「あの、、、」
「あ?」
「あ、あの、、、ありが、、、」
「早く逃げた方がいいぜ」
「あ、はい!」
現在
「こんな経験しか覚えてない」
「あのさぁ、、、」
「まあいいだろ、、、」
「まあいいよ、、、」
「いいのかよ!」
「私も仲間になってあげる!」
「は?」
「いや大丈夫」
「なってあげるって言ってるでしょ!」
そういうと神無月はポカスカと肩を殴ってくる
「いってぇなぁ、、、わかったよ、、、」
「ありー!」
「こうやって仲間が増えたな」
「頼りないがな、、、」
「まあとりあえずマンションにもどろうぜ、、、」
「そうだな」
「抹殺も逃げたし、、、ルケミはどっか言っちゃったし、、、」
「ついてないな、、、」
「とりあえずマンションのことはばれてないし、、、」
「一週間は休むぞ」
「は?すぐにルケミを、、、」
そういった瞬間俺は倒れてしまった
「ほらな、、、」

続く