@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

プロでっさー! 第三話

救世主


「須々木さん!」
「おねえちゃん!」
しかし構っている暇はなかった
目の前で長い刃物が振り落とされる
「あぶねえ!」
とっさに判断した亜久住は水奈を引っ張って逃げ出した
「うおおおおおおおおおお!」
「まだ走ってくるよあの人!」
「まじかよおおおおお」
しかし亜久住はここで立ち止まった
なぜなら目の前は行き止まりだからだ
「オイツメタゾ、オマエラ」
「やるしかないのか、、、」
「亜久住お兄ちゃん強いの?」
建物内の空気が一瞬で変わる
最初に手を出したのは通り魔だった
亜久住の右腹を刃物で切り付けようとした
「うお!?アブねえ!」
亜久住は切り付けられよけた瞬間を見逃さなかった
「うおおおおおお!!」
後ろに回り込み通り魔に蹴りつけた
嫌な音が響き渡る
「やったか、、、?」
亜久住が一瞬安堵の表情になった瞬間目の前が真っ暗になった
(目をやられたか!?)
そう思った瞬間顔から思いっきり衝撃は走る
「ぐっ!?」
この瞬間を水奈はみていた
亜久住が通り魔だけではなくもう一人の人物に襲われていたことを
しかしとめられなかった
なぜなら彼女も何者かに口を封じられたからである
このまま二人は一緒にこう思った
(ここで死ぬのか、、、)
と思った瞬間目の前が光で包まれた
「ナンダ!?」
通り魔が見た先には
「ふぅ、、、、はぁ、、、間に合っ、、、たわね、、、」
思いっきり腹を抑えている須々木の姿があった
この瞬間を無駄にしなかった二人は通り魔たちの股間を蹴り逃げた
「須々木さん背負います!」
「あ、、ありが、、、とう、、、」
須々木を背負って逃げる亜久住と
何のも考えずただ無心で逃げている水奈
通り魔たちはすぐに亜久住のほうへ向かおうとしたが向かえなかった
「、、、人、、、、襲っちゃ、、、、ダメ、、、」
謎の少女が通り魔たちを止めていたからである
「ダレダオマエ、オレタチノジャマヲスルナラカクゴシテルダロウナ?」
「、、、当たり前、、、それぐらい、、、ふつう、、、」
その瞬間衝撃音が建物全体に伝わった
「なんだいまの?」
「そんなこと考えてる暇あったら走ってよ亜久住お兄ちゃん!」
「あ、おうわかった!」
屋上へ着いた三人
「須々木さん手当てしないと、、、」
「おい水奈お前マフラー持ってたよな?」
「これ?」
「それだ!それで止血しないと、、、」
須々木の受けたものは予想以上だった
体に大きな穴が開いて血が止まらなくなっている
「もう、、、大丈夫、、、」
「須々木さん!」
「おねえちゃん!」
「もう止血できてる、、し、、、、こんなところで死ぬわけ行かないし、、、」
「無理にしゃべんないでいいですよ!」
「う、、あ、ありが、、、とう、、、」
「あ、コレ閃光玉、、、あと拳銃、、、も、、、て、、て、、、」
「はい!ゼッタイ倒してきます!」
「おねえちゃんいきててね、、、」
「だいじょうぶ、、、わたしは、、、ここ、、、でし、、、ぬ、、、ひとじゃない、、、」
「じゃあ、、が、、んばって、、、」
「わかりました、、、行ってきます、、、」
通り魔のほうへ向かった二人
「あの二人なら、、、大丈夫、、、、ただ、、通り魔の弱点さえわかれば、、、」
建物内
「コノオンナ、、、ツヨイ!」
「あなた、、、どうやったら、、、死ぬの、、、、」
建物五階ではとても凄まじい戦闘が繰り広げられていた
パーカーを着て下はミニスカート姿の女の子と
全身黒スーツの男たち
この二人の戦闘を目のあたりにした亜久住
「だれだあの女の子、、、」
女は攻撃が来ても素早く回避し身の回りの物を使って攻撃する
通り魔は五百本はあろうナイフを投げつけている
お互いにダメージは一つもくらってない状況
とてもついていけない戦闘に立ち止まってることしかできなかった
「、、、そこの人、、、それ、、、なげて、、、」
「え?これか?」
閃光玉を見つめる女
亜久住は閃光玉を思いっきり投げた
目の前で明るい光が建物を包み込む
その瞬間
「ひやああああああ!」
女が大きな石を思いっきり投げつけた
それは確実に通り魔にあたった
「よし!倒したか?」
「いや、、、まだ、、、」
「え?」
煙の目の前で影が映っていた
通り魔の姿だった
それどころが通り魔はダメージをくらっていない
「なんなんだこいつら!」
「こういう、、、やつらには、、、弱点に、、、こうげきしないと、、ダメージが与えられない、、、」
「は?弱点?」
「まだ、、、見つけられてないけど、、、そこでしか、、、ダメージはくらわない、、、、」
「じゃあどうすればいいんだよ、、、」
「ジャクテンハオマエラにはミツケラレナイ、、、」
あきらめかけた瞬間
「あるよ」
、、、
「は?」
「、、、え、、、」
「ハ?」
「だーかーらー通り魔さんの弱点わかっちゃった!」
(そうか水奈は隠してることがわかるんだ、、、)
「弱点は右腕でしょ?」
「!?ナゼダ!」
「、、、何者、、、あなた、、、」
「これで少しは戦いやすくなったか、、、」
「さあこっからが本当の勝負だ!」