@みおぎた、(小説投稿)

小説投稿中心、代表作「プロでっさー!」その他もろもろ作品を更新しています。

壁の薄いアパートで隣人の声を聞きながら 第一話

「じゃあお母さん、お父さん、行ってくるね!」

「何回かは家に帰るのよ?」

「わかってるって!」

「じゃあ行ってきまーす!」

私は本田 千代、高校二年生
一年間家から離れた高校に通っていたが今年からは高校の近くで一人暮らしをしようと考えていた
そして今日コレから私に住むアパートへ向かうのであった
「ここかぁ、、、」

このアパートは8室あり、部屋は少し大きめである
私は早速部屋の準備もし段ボールだらけの部屋になった

「まあ、まずはあいさつしないとね、、、」

私はまず1号室の方へあいさつしに向かった
インターホンを押しドアが開く

「あ、私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あ、新しく来た人?」

「はい!そうです!これからよろしくお願いします!」

「あ、よろしくー」

「俺の名前は、敷波 伶だ」

「敷波さんですね!覚えておきます!」

敷波さんは少し身長低めの人で茶髪だった
身長は少し低いのだが大学生のような不陰気だった

「じゃあ次の人にあいさつしないと、、、」

隣の部屋に向かいインターホンを押す

「はい?」

「私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あ、女の子―!よろしくねー!」

明るくてロングヘアが特徴的な女の人が出てきた

「あ、私の名前は雪実 刹那っていうの!よろしく―!」

「雪実さんですね!よろしくお願いします―!」

「あ、ひとつ言っておくけど次3号室の人にあいさつするの?」

「はい!そうですが?」

「あ、やっぱり!気をつけなよー!」

「え?何でですか?」

「まあ挨拶すればわかるよ!じゃあまた今度!」

「あ、教えてくださいよー!」

雪実さんはドアを閉めてしまった
「まあ挨拶しないとね、、、」

3号室のインターホンを鳴らす

「はい?」

「私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あ、はい、よろしく」

白髪でショートヘアが特徴的な女性が出てきた

「あ、私の名前は望月 沙菜だからよろしく」

「あ、はい!」

「じゃあね」

「あ、はい、、、」

(なんにもなかったような、、、)
(まあ今度雪実さんに聞いてみよっと)

「四号室は私の部屋だから、、、五号室は大家さんだしあと三人か」

六号室のインターホンを押す
そうすると身長は小さくて小学生ぐらいの女の子が出てきた

「ん?あんた誰?」

「私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あっそ、よろしく」

「私は胡桃 海ね」

「女同士仲よくな!」

「あ!はい!」

そしてドアが閉められる

「口わるい女の子だなぁ、、、」

「いけないいけない!そんなこと思っちゃ!」

そして七号室のインターホンを押す
今度はスキンヘッドで明らかに悪そうな不陰気を出した男の人が出てきた

「あ、、あ、あの私!私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あ、大家が言ってたやつかな?」

「俺の名前は諭魔 御器谷だ。よろしくな!」

「あ、よろしくお願いします、、」

「悪いんだけど俺今忙しくてね!また今度!」

「あ、はい!」

(怖そうな人だった、、、)

「次で最後か、、、」

八号室のインターホンを押す
眼鏡をかけたまじめそうな男の人が出てきた

「はい?」

「あ、私これからここに住むことになった本田 千代って言います!」

「あ、うん。よろしく」

(まじめそうなひとだなぁ、、、)

「俺は凍上 彼無っていうよ」

「じゃあこれからも何度か会うかもしれないしそのときはよろしく」

「あ、はい!では!」

そして私は部屋へ戻る

「はぁ~、、、つかれたぁ、、、」

身長低めの大学生っぽい敷波さん
やさしくてかわいい雪実さん、
クールな望月さん
あきらかに子供で口が悪い胡桃さん
とても怖い不陰気の諭魔さん
まじめそうでいい人っぽい凍上さん

なんかいろんなひとがあつまってるなぁ、、、

そう思っていたらインターホンが鳴った

「はい?」

「あ、千代ちゃん?」

「あ、雪実さん!」

「お茶しようよ!」

「あ、いいですよ!」

私と雪実さんはここの住人の話を始めた

「あ、そういえば雪実さん」

「ん?何かな?」

「望月さんって全然何を気を付けた方がいいのかわからないんですけど」

「ああ、もちちゃんはね」

「はい」

「レズなんだよ!」

「ぶっっ!!!!!」

私は思いっきりお茶を吹き出した

続く